河野光汰、華野優気
同居女性の飼い猫を殴り殺したなどとして、大阪府警は5日、同府泉佐野市の大学生の男(21)を動物愛護法違反(殺傷)の疑いで書類送検した。捜査関係者への取材でわかった。男は「就職活動の失敗でイライラし、殴り飛ばした」と容疑を認めているという。
捜査関係者によると、送検容疑は1月14日、当時住んでいた同府和泉市のアパートで、生後約半年のエキゾチックショートヘアを殴り頭にけがを負わせたというもの。4月27日にも、自宅で生後約3カ月のラグドールの胸を殴って殺した疑いがある。
エキゾチックショートヘアは暴行の約3週間後に死んだという。死後、同居していた交際中の女性に促された男が動物病院に死んだ猫を持ち込み、死体の状況から暴行の疑いが浮上したため、獣医師が府に通報した。4月に死んだ猫も同じ病院で実施したX線撮影などで獣医師が不審に思い、府に再度通報。府が府警に情報提供した。
府警は5月、男の自宅を家宅捜索し、9月にラグドールの事件について同法違反の疑いで逮捕した。男は容疑を否認して釈放され、府警が任意で捜査していた。男はその後、「猫が嫌いで、鳴き声でいらついた。バイトによる寝不足や、就職活動の面接の失敗でイライラしていた」と供述し、容疑を認めたという。
■検挙増、でも「助けて」と言…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル